英検1級二次面接、私の経験談part2
私「先生方は、一方的に教えるわけではなく、生徒たちのパートナーとなって、プレゼンテーションをつくりあげていきます。そんな教育がいいと思います。
(後から思えば、今の日本の教育に足りないcritical thinkingが鍛えられるので、とまとめたらよかったです。
しかし、たまたま国際バカロレアが息子の将来の教育にいいかな〜と思って本を読んでいたので、話せるチャンスがあってよかったです!)
外国人試験官「学校が、子供達のためにできることはなんですか?」
私「道徳の授業をもっと増やしたらいいと思います。今はなかなか学べる機会がないので。」
ここで時間切れとなりました。10分間くらいの長さだったと思います。
このやり取りで、点数は?
ほかの受験者の投稿と比べても、比較的長いやりとりでした。
たくさん受験者がいるので、10分以上かかることはないと思います。
この時、familyのトピックがあったのはとてもラッキーでしたが、どの分野から出題されるかわからないので、苦手な政治経済、科学、環境、情報、医療、どこから出されてもいいように準備はしていました。
選んだトピックについて、10分くらい語れる情報量を持っていなければいけません。
short speech, interaction, grammar and vocabulary, pronunciation, の4分野を、5点満点で2人の面接官が採点します。
このやりとりで、私の場合、2人とも、どの分野も4をつけていました。
3が合格基準点なので、私にしてはよくできたな〜〜と思っています。
英検1級の面接、小学生でも受かるコツ。
やりとりをご覧になっておわかりいただけたと思うのですが、私の場合、育児をしていることがとても有利になりました。
人生経験に結びつけて自分の意見を述べる方が、真実味が増し、自分も話しやすいのです。
この点、経験が浅い子供は、英語力はあるのにうまく伝えられなかったり、
試験官に詳しく聞かれても曖昧な回答しかできず不合格、という話はよく聞きます。
では、小学生には合格不可能なのかというと、そんなことはありません。
あくまでも「英語でコミュニケーションできるか」を見られている試験なので、
意見が必ずしも正しいものである必要はないのです。
小学生の自分なりの意見を伝えられたらいいのです。
自分がわからないことを質問されても、「それについては詳しくはないけれど、この場合自分なら」と切り替えて自分の意見、持っている情報を伝えられる力が必要です。
英語が完璧ではなくてもいいのです。
一次試験に合格したということは、英語ができることは試験官もわかっているのですから。
英検1級は若年者に必要か?
英語ネイティブ、いえ、世界中の人々と話す時は、政治経済、歴史、文化など様々な分野において、
「日本人として」「あなた個人として」どう思うか、を聞かれる機会が必ずあります。
その自覚を持つ、自分の意見の伝え方の型を学ぶ機会として、英検、とりわけ一級を若いうちに合格することは、大きな意義があると思います。
先日のニュースで、大学入試センター試験の後継となる英語の民間試験で、英検が落選したという記事がありました。
しかしそれは、「4技能を一日で測れない、従来型の試験」だとダメということで、新型3種(1日で4技能、スピーキングまでテストする)は合格しています。
これから、今のように一次、二次という形ではなく、1日で終わるようになるのか。
その場合、二次試験に1人10分もかけてじっくり見てくれなくなるのか、面接の質が落ちないかと懸念します。
センター試験に相当する別の種類を作るのかもしれませんし、この先どう変化していくのかわかりませんが。
これからも、英検は日本人、特に子供達にとって1番身近な英語の試験であり、避けられないものなのかな、と思います。
3歳9ヶ月の息子がここ10日間で初めて口にした英語フレーズ:Someone drops this glove. I like to sing with you. I like to stay with you. I’ll take a note. I love envelopes, but I like money more. The time has passed already