Done is better than perfect. 完璧を目指すより、まず終わらせろ。
フェイスブックのCOOだった、シェリル・サンドバーグさんのLean Inという本。
とっても有名なので、読んだことがある方も多いんじゃないかな、と思います。
先日、英語コーチ仲間で、この本の読書会があり、参加しました。
主催してくださったのは、英語コーチ養成講座の講師であり、私が尊敬する、奥村美里先生。
先生から「読んだらいいよ!」と言われている本はたくさんあって、この本も筆頭だったのですが、まだ読んでいなかったんですよね😅
というのも、「企業で出世したい女性が役に立つ本なのかな?」という印象だったんです。
「私、個人事業主だしー、出世したいとか思ったこともないしー」と思っていました。
しかし、「誰でも読むべし! 働く女性は特に読むべし!」という奥村先生の一喝で、ハイっ!とやっと思い腰をあげて読んでみたんです。
そしたら。。。
先生の言う通り、これは「誰しもが読むべきだな」と思いました。
女性だけではなく、男性も、です。
私が学んだことは、大きくこの3つです。
1、女性は生まれながらに自分を過小評価しがち。(一般的に、ですよ)
女性だから能力がない、のではなく、男性の方が自身を過小評価せず、自己アピールできて、社会的に認められる場合が多い。
女性も、私なんて。。と思わずに、適したメンターについて学んだら能力を発揮できるのに、そういったコミュニケーションは男性が中心で、そういう機会に恵まれないことが多い。
アメリカでも、女性は「見えない赤ちゃん」に振り回されている、とこの本では言っています。
まだ結婚もしないうちから、仕事と子育ての両立を心配している。
一人目の子供ができたら、二人目の子供ができる時のことを心配している。
一方で、男性は、キャリアの形成に邁進している。
そうなるとスタートラインから差がついています。
出産はとても大切なことで、子育てはとても価値のあることです。
でも、「子供が小さいうちは働けない」と思っていると、キャリアに3年も5年も、時には10年も、穴が開くことになる。
そうしたい、というならそれでいいと思いますが、そうではない場合は。
まず、女性が働き続ける体制が整っていないところが多いので、まずは、社会の中で女性のリーダーを増やしていくことが大切、と著者は言っています。
そして、やめるのは簡単、やめなければいけない時までやめないで、と。
2、企業などでキャリアを築くことだけが幸せではない。
家庭で子供を育てていることを幸せに感じる主婦も大変な仕事をしている。
その人たちのボランティアで、社会も教育もとても恩恵を受けている。
でも、その人たちの仕事が、きちんと評価されていません。
私は、専業主婦の母の元で育ち、母は料理、お菓子作りをいつもしていて、料理どころか、味噌やケチャップ、マヨネーズに至るまで、手作りしていました。
父は、家に帰ると、家の仕事は何もしていませんでした。
昔ながらの「男は外で働く、女は家のことをする」という感じで。
夜遅くまで働いている、とかならわかるのですが、毎日夕方6時には帰ってきていたのに。
私は子供ながらに「人間、生きていたら食べなければいけないし、食べたら食器も汚れるし、暮らしていたら家も掃除しなければいけないのに、どうして父は何もしないんだろう?」と思っていました。
母にいうと、「そうだけど」と、不満そうな顔をするのみでした。
「外で働いているから、家ではゆっくりしたい」父はそう言っていましたが、働いている女性は、家でも家事などにとても忙しいですよね。
どうして女ばかり、外でも家でも忙しくしていないといけないんだろう?と、私は疑問でした。
3、スーパーウーマンはいない。
社会で活躍している女性もいるが、決まって、配偶者が仕事に協力的である。
社会的に地位の高い女性が、「子供を、保育園に行く服のまま寝かせている」と言っていた人もいました。
著者も、子供みんなが緑の服をきて行くSt, Patrtic Dayのことを忘れて、一人だけ子供が青い服をきていた事も。
(私も、似たようなことよくあります😅)
仕事も家事も子育ても全部完璧に、have it allな人は存在しない。
しかし、サポートがあれば、女性も好きな仕事を続けることができる。
サポートが必要な場合は、会社にも言うべき。
子供を育てるには、It takes a village,がここにも出てきましたね。
一人の子を育てるのに、村一つ分くらいの人の協力がいる。
著者は、子供が小さい時、クビになるのを覚悟で、子供と夕食が取れる時間に帰宅したい、と上司に掛け合ったことも。
そして、色々調整してそれは叶ったそうです。
part2に続きます❗️